さあ、前回投稿の続き、〜いよいよ最終回です。

木取りを終えて、全てのパーツが揃いました!

それらの一枚板のパーツを研磨(ペーパー掛け)をしていきます。サンダー等にて出来た細かい擦り目(写真などでは見えないかも)を丁寧に眼を凝らして磨いていきます。

擦り目を取らず進んでしまうと手触り感が違ってきます。それから塗料が木に染み込むと擦り目はクッキリと見えてしまいます。大切な作業工程ですね。

大まかに研磨工程を終えると、パーツを組んでいきます。

木と木が接する部分を仮組みしてみます。ガッチリ組まれているか、あそび(隙間)などが無いかなどチェックします。確認後に最終の仕上げ研磨(ペーパー掛け)です。

そして本組みです。慎重に、丁寧に進めていきます!

そして、ようやく!〜 いよいよ塗装工程です!

この時の木の含水率はおよそ10〜11%です。バッチリ乾燥状態で木の強度も強い状態ですね。

人間だと脱水状態、、 いえ!〜ミイラ化状態かと。。。

この状態の板が初めて水分(塗装)を得るのです! 最初に何を浸透させるのか⁉︎ ここも大切です!

木の表面には小さな穴が沢山あいてます。顕微鏡でないと見えませんがね。。。木を永く持たせる・使えるモノにするにはこの小さな穴に浸透する粒子の細かな塗料を塗布する事は大事だと考えます。

刷毛でたっぷりと塗布します。しばらく時間をおいて浸透しない塗料は拭き上げて行きます。

塗装〜拭き上げ〜乾燥(養生)と、この工程を繰り返し行なって行きます。どうしても14〜16日かかりますね〜(汗)。この工程を行う事で、使われる方には喜ばれます。

① お手入れが簡単!水拭きがメンテナンスしている事。

② 輪じみが本当に付きにくい!

③ 木の呼吸を止めていない。人にも木にも優しい!

お客様の御依頼をカタチに!!〜 この様な工程を得て、木工房ふじやんの木工品は生まれています!

3回に渡りご紹介させて頂きました。量産はしません。御依頼頂いた方・ご家族の事を想い、心を込めて制作させて頂いてます!!今後とも宜しくお願いします。

木工房 ふじやん 木工家 藤村 剛美